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<青果店店主>REFS(沼津、熱海市)

(2017/9/4 11:00)
畑でアカオクラにかぶりつく小松浩二さん(左)。生産者と語りながら、野菜の物語を聞き取っていく=三島市御園
畑でアカオクラにかぶりつく小松浩二さん(左)。生産者と語りながら、野菜の物語を聞き取っていく=三島市御園
麦わら帽子
麦わら帽子

 狩野川の堤防沿いに広がる三島市御園の畑。背丈よりやや低いアカオクラには、紫色の大きな実がなっている。沼津市と熱海市で無農薬、無化学肥料の青果店「REFS(レフズ)」を営む小松浩二さん(37)は、生産者の小林貢さん(66)に勧められ、生のままオクラにかぶりついた。「火を通すのとは、また違った甘みがある」。畑を訪れる度、今も新たな発見がある。
 ほぼ毎日、二つの店舗を行き来する合間、県東部に約30軒ある仕入れ先の畑を順番に訪れる。「八百屋は、野菜の物語を伝えるメディア」。カメラを手に畑に入り、様子を写真や動画に収める。天候の影響や、野生鳥獣による被害-。畑での取材成果は、どうやって店まで来たのか、その物語を客に伝える素材になる。店名は「リアル・フード・ストーリー(本当の食べ物の物語)」の頭文字から取った。
 沼津市の出身。大学卒業後は、東京で食品会社のバイヤーをしていた。全国から魅力的な食材を探す仕事は楽しかったが、生産者へ安定供給や安さを求めることに心苦しさを感じた。5年勤めて退社した後、1年間過ごしたカナダの街で、故郷の美しい自然に誇りを持つ住民たちに出会った。豊かな地元の食材を紹介したいという気持ちが高まり、帰国後29歳で地元沼津に店を開いた。

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