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<和楽器商> 彦坂琴三味線店(浜松市中区)

(2017/8/21 11:00)
2本の弦を押さえ、はじいた音を比較して張り具合を確かめる彦坂誠さん
2本の弦を押さえ、はじいた音を比較して張り具合を確かめる彦坂誠さん
愛用の道具「締め棒」
愛用の道具「締め棒」

 JR浜松駅の程近く。彦坂琴三味線店の二代目、彦坂誠さん(53)が琴の弦を手際良く張っていく。弦の長さは、約180センチある琴の2倍近い。「締め棒」に巻き付け、ぎゅっと引っ張る。「糸締め」は音を決める大事な作業だ。
 13本ある弦はそれぞれ張りの強さが違う。手前から奥に向かって徐々に強く、7、10本目は強めに、最後の3本は少し緩めるように。2本ずつ弦を押さえ、はじいた時の音を聴いて、張り具合を確かめる。その後、琴柱[ことじ]を立て、チューナーで1弦ずつ音を合わせる。「一度で音が合うと気持ちがいいね」と笑顔を見せた。
 遠州随一の花街といわれた同駅前繁華街の千歳町で父克己さん(96)が創業し、現在地への移転を経て約70年になる。誠さんは都内の和楽器店で琴を専門に3年修業し、浜松に戻った。克己さんや次兄の昭二さん(故人)と店を営み、三味線修理は2人から教わった。克己さんは昨年引退し、今は1人で修理と、浜松まつりのおはやしなどで使われる太鼓や笛を販売する。

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