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<積み木遊び講座主宰>このこのまごまで つみきのそのさん(静岡市清水区)

(2017/4/17 11:30)
園田英史さん(中央)と一緒に、背丈も超えて積み木を積み上げていく子どもたち=静岡市清水区の庵原児童クラブ
園田英史さん(中央)と一緒に、背丈も超えて積み木を積み上げていく子どもたち=静岡市清水区の庵原児童クラブ
「チャイムどんぶり」
「チャイムどんぶり」

 静岡市立清水庵原小学校内の放課後児童クラブ(清水区)。20畳ほどの部屋をぐるりと2周、長いドミノが次々倒れていく。子どもの背丈も超えて積み上げられた円筒状ドームは、積み木が等間隔に連続するさまが美しい。と思いきや、子どもたちが足元部分のピースを慎重に抜くと、不安定な脚と化していく。一瞬にして崩れ、40人の興奮も頂点に達した。
 積み木遊びの出張講座を開く「このこのまごまで つみきのそのさん」主宰、園田英史さん(53)。子どもたちのはじけるような笑顔に、「大人たちの危なくないかという心配を覆すのが楽しい」と目を細める。
 都内の大学卒業後、物流商社に勤めるサラリーマンだった。36歳の時、「人生の折り返し地点を意識した」。幼いころに材木屋を営む親戚に出入りした記憶がよみがえり、木工職人に。跳び箱や積み木を製造していたが、2本の指を失うけがで断念した。木製玩具販売の「童具館」(東京)で積み木遊びの基本を習得し、2013年に49歳で再出発した。
 「長女が赤ちゃんのころ、ピコピコピカピカ光る電気式のおもちゃには、驚くほどすぐ飽きた」。「このこの―」というユニークな名前は、積み木が「子どもの孫まで」ずっと長く愛されるようにという願いを込めた。
 使う積み木は3600個。立方体と直方体、三角柱の3種類だが、「積み木は遊ぶ人、遊び方によって無限に広がっていく」。積み上げた高さを競ったり、自在に組み合わせて城や山を作ったり。「自由時間は子どもたちの集中力がもっと高まる。時には踏んだり当たったり、痛みを知るのも良いところ」という。
 出前講座は一期一会。会場の広さ、参加者の年齢、仲間うちか初顔合わせかによってメニューを組めるようになった。大人向けの回数も増え、「積み木が子どもだけのものでないと実感する」。妊婦向けや婚活イベントに呼ばれ、デイサービス施設ではお年寄りが机の上でドミノに興じる。「目標は、0歳から100歳まで楽しめる積み木遊び。まだまだ現在進行形」

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