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<盆栽作家>苔聖(たいしょう)園(静岡市駿河区)

(2017/3/20 11:00)
石に真柏や長寿梅などを仕立てていく漆畑大雅さん。盆栽の先に広がる遠景までも連想させる自然美を目指す
石に真柏や長寿梅などを仕立てていく漆畑大雅さん。盆栽の先に広がる遠景までも連想させる自然美を目指す
剪定、植え替え用道具
剪定、植え替え用道具

 険しい岩山を登っていくと、数輪の長寿梅が目に留まる。さらに進むと、荒々しい大樹が崖下へと枝葉を広げている―。そんな情景を連想させる「石付け」の盆栽。盆栽作家、漆畑大雅さん(37)=静岡市駿河区=が高さ45センチほどの石に、深山幽谷の世界を作り出した。
 意識するのはまず、「不等辺三角形」の全体像。「盆栽は富士山のような二等辺三角形も好まれるが、不等辺の方がより自然らしい景色に近づける」。中心に据える真柏[しんぱく]の幹の流れ、石の凹凸、脇役の樹木や山野草の位置。不均衡の先の調和を見極める。
 「舎利」と呼ばれる盆栽独特の白く枯れた幹肌や根こそ、「歳月を重ねた生命力の美しさがある」。石を覆うコケも、異なる色や質感を組み合わせ、古色の風情を引き出す。
 40年前、父信市さん(70)が始めた盆栽園「苔聖園」。大雅さんは20歳で日本盆栽協会常任理事の木村正彦さん(埼玉県)に弟子入り。6年間の修業を終え帰郷、盆栽作家として歩んできた。

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