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<リペアスクール講師>ヤマハ管楽器テクニカルアカデミー(磐田市)

(2016/12/19 11:00)
サクソフォンを分解する小出真衣さん(手前右)の手元をのぞき込む生徒。福富陽治さん(中央奥)が補足説明する
サクソフォンを分解する小出真衣さん(手前右)の手元をのぞき込む生徒。福富陽治さん(中央奥)が補足説明する
工具
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 磐田市北部のヤマハ豊岡工場の一角にある、管楽器を修理する技術者「リペアマン」の養成学校、管楽器テクニカルアカデミー。講師の小出真衣さん(32)が慣れた手つきでサクソフォンを分解しながら、生徒に説明した。16人が机を囲む中、もう1人の講師福富陽治さん(44)が補足した。
 木管楽器6種類、金管楽器3種類の基本的な修理技術と、管楽器の歴史や楽典、商品知識などを、ビジネスマナーを担当するスタッフ柴田敏彦さん(63)と共に、1年で教え込む。
 小出さんと福富さんは同社最高峰の技術者資格を持ち、店舗で働くリペアマンのサポートやプロの演奏家が使う楽器修理などを手掛けてきた。小出さんに“母校”への辞令が出たのは2年前。「いつか恩返しできたらと思ったが、講師を務めるにはまだ早いのでは」。戸惑いを隠せなかった。
 管楽器の部品はクラリネットで280個、サックスは800個と数が多く複雑で、調整次第で音程や演奏に影響が出やすい。やすり掛けや道具の使い方、タンポと呼ばれるキーの穴をふさぐ栓の合わせ方は、リペアマンの軸になる技術。「感覚的なこつを教えるのが難しい」と2人は口をそろえる。
 吹奏楽文化の一翼を担う人材の養成は責任も伴う。小出さんは「中途半端なことは教えられない」と改めて学ぶことで自らの糧にもする。4月に着任した福富さんは生徒の習熟度で指導を振り返り、「日々反省している」。ともに初心者へのより良い指導法を模索しながら、全寮制の生活を送る生徒の表情にも気を配る。「体力的、精神的につらいこともあるだろうから」

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