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<銭湯番頭>みどり湯(湖西市)

(2016/11/7 11:00)
銭湯を夫婦2人で切り盛りする青山勝さん(右奥)とみさ子さん。昔ながらの脱衣所に笑い声が響く
銭湯を夫婦2人で切り盛りする青山勝さん(右奥)とみさ子さん。昔ながらの脱衣所に笑い声が響く
湯札
湯札

 江戸期の史跡「新居関所」周辺に、宿場町の風情を残す湖西市新居町。商店が点在する路地に、明治時代から続く老舗銭湯「みどり湯」がある。長い煙突を立てた昭和初期の建物が、静かに風格を漂わせる。
 「今日も早いね」。番台に座った青山みさ子さん(72)が、男湯の一番客を迎える。夕方に店を開け、午後10時まで右を向いたり左を向いたり。風呂上がりの常連客が、木製ロッカーの上に洗面器を置いてくつろぐ。
 1879年の創業。4代目の夫勝さん(74)が店を手伝うようになった半世紀前、周辺には銭湯のほか、住民有志で設けた共同浴場も多くあった。みさ子さんは24歳で嫁ぎ、次第に番頭を任されるようになった。
 「家族や夫婦で来てくれる人は多かった。『うちの人、もう出たかね』なんてよく聞かれて」。昭和期はどこの銭湯も老若男女の社交場だった。男湯に入ったギターの流しに、女湯からのおひねりを橋渡ししたことも。げた箱、ロッカー、脱衣籠はいつも埋まっていた。

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