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<一閑張り作家>自遊工房IKKAN(焼津市)

(2016/10/17 11:00)
古文書などを貼り付けた籠に、柿渋を塗っていく服部あきよしさん。柿渋は乾燥させた後、もう一度塗る
古文書などを貼り付けた籠に、柿渋を塗っていく服部あきよしさん。柿渋は乾燥させた後、もう一度塗る
びょうを取り付ける工具
びょうを取り付ける工具

 山積みされた古文書。酒屋の古い掛売帳がひときわ目を引く。客の名前に購入の日付、金額まで、墨跡が往時の庶民の暮らしぶりを伝える。「一閑張[いっかんば]り」作家の服部あきよしさん(74)は、傷んだざるや籠に新たな息吹を与えている。
 一閑張りの由来は17世紀前半、中国から渡ってきた飛来一閑が考案したと伝えられる。和紙を貼り重ね、柿渋や漆を塗って防水、防虫の補強を施す。茶の湯の道具としても用いられてきた。
 服部さんが扱う和紙は、近所の商店が古民家を取り壊す際に譲り受けた物、神社の骨董[こっとう]市で手に入れた経文や和歌集、子どもの手習い帳まで、さまざま。筆跡を模様と捉え、竹細工の編み目との相性を見極める。はがき大にちぎってはのりを付け、空気が入らないよう慎重に貼っていく。

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