静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

「花育」で復学支援 フラワーパークに適応指導教室 浜松

(2018/3/19 17:08)
「花育」で、花の苗をプランターに植える児童にアドバイスする指導員(左)=3月上旬、浜松市西区のはままつフラワーパーク
「花育」で、花の苗をプランターに植える児童にアドバイスする指導員(左)=3月上旬、浜松市西区のはままつフラワーパーク

 浜松市西区のはままつフラワーパークに、植物の観賞や栽培を通じて不登校の小中学生の学校復帰や社会的自立を支援する適応指導教室「くろーばー」が開設された。全国的にも珍しい植物園内の教室。四季折々の花に親しみ、苗植え、水やりなどを行いながら豊かな心を育む「花育」を取り入れている。昨年11月の開設から4カ月。再び学校へ行こうと意欲を示す子どもが出てきた。
 県教委によると、適応指導教室は昨年11月末時点で県内35市町のうち26市町の35カ所に設置されている。場所や指導内容はさまざま。浜松市では市教委が7カ所に教室を設け、運営を市不登校児支援協議会に委託している。同会指導員が現場に配置されている。
 くろーばー教室は週4日、午前9時から午後2時までが活動時間。「花育」のほかに学習の時間やトランプ、ドッジボールなどを楽しむ触れ合いの時間を設けている。定員20人に対し現在は小学2年から中学2年までの23人が登録し、多い日には10人ほどが出席。市教委担当者は「開設から短期間でこれだけの子どもが集まることは珍しい」と話す。
 「花育」は、3人の指導員が植物の知識が豊富な同パーク職員とともに進めている。花の水やりは子どもたちの日課。パーク内や隣接する市動物園も散策している。
 3月初旬には温室で花の苗をプランターに植える作業に取り組んだ。色とりどりの花の中から選んだ苗を丁寧に植え込んだ。時折、友達と会話を交わし笑顔を見せる子どもに目を細める指導員の小林弘直さん(66)=浜松市東区=。「あいさつができなかった子が『おはよう』と言えたり、会話ができるようになったり。表情が明るくなり行動も活発になった」と話す。
 適応指導教室の開設に尽力した同パークの塚本こなみ理事長は「ここは心も体も豊かになる場所。浜松から全国の公立植物園に広がっていってほしい」と語る。

エトセトラの記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト