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聴覚障害の中学3年生、英検2級に合格 浜松・特別支援学校

(2018/1/8 07:40)
教員と手話などで会話する(右から)白沢秀磨さん、浅田尚輝さん、鈴木麻佑さん=18日午後、浜松市中区の県立浜松聴覚特別支援学校
教員と手話などで会話する(右から)白沢秀磨さん、浅田尚輝さん、鈴木麻佑さん=18日午後、浜松市中区の県立浜松聴覚特別支援学校

 静岡県立浜松聴覚特別支援学校(浜松市中区)中学部3年の浅田尚輝さん(15)が、県内の聴覚特別支援学校の中学生で初めて実用英語技能検定(英検)2級に合格した。高校卒業レベルの2級の合格に「普通の中学3年生でも難しい。合格できてうれしい」と、笑顔で喜びを伝えた。
 生まれつき耳が聞こえない浅田さん。小学6年の頃に英語でコミュニケーションを取る楽しさに気付き、学校の授業に加えて英文の小説を読んだり、英語字幕のニュースを見たりと、日々英語に触れて英語力を培った。
 試験は聴覚障害者への特別措置として、リスニングは問題をテロップで一時的に表示する出題方式で、対面での面接は試験官が示す文字カードの問いに対する答えを紙に書く筆談形式で実施。浅田さんは2017年に3級、準2級と立て続けに合格し、2級に挑んだ。
 英検を主催する日本英語検定協会(東京)の担当者は、聴覚障害のある中学生が英検2級に合格したことについて「1年通してもこのような合格は珍しい。大変素晴らしいこと」と話す。浅田さんに3年間、英語を教えている小林高志教諭(50)は「英語は言葉。耳が聞こえない中、英語を学ぶのは大変だったと思う。よく頑張った」とたたえた。
 浅田さんの同級生、白沢秀磨さん(15)が準2級に、鈴木麻佑さん(15)は3級に合格した。白沢さんは「今まで頑張ってきてよかった。夢は教員になること」、鈴木さんは「(浅田さんとは)レベルが違うけど、素直にうれしい」とそれぞれの気持ちを表現した。
 進学に向けて勉強に励む浅田さんは「未定だけど、将来は英語を生かした職業もいいかなと思っています。例えば…先生?」と目標を紙に書くと、少しはにかんだ。

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