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静岡大3機目衛星宇宙へ 18年度中、エレベーター昇降機実験

(2017/11/10 08:19)
スターズミーのイメージ図(静岡大学能見研究室提供)
スターズミーのイメージ図(静岡大学能見研究室提供)
能見公博教授 スターズミーについて説明する能見公博教授=9日午前、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス
能見公博教授 スターズミーについて説明する能見公博教授=9日午前、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス

 静岡大は9日、工学部が開発中の同大3機目の超小型人工衛星「STARS―Me(スターズミー)」が2018年度中に国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙に放出されると発表した。
 地上から宇宙へ人や物を運ぶ宇宙エレベーター構想に向けて運用中の同大1機目「はごろも」の後継。はごろもは宇宙エレベーターに使うケーブルの伸展実験中で、スターズミーはケーブル上を昇降機が動く仕組み。実施責任者の能見公博・同学部教授によると昇降機まで付けた実験は世界初。
 衛星は1辺10センチの立方体2機が合体している。約14メートルの金属製ケーブルや、ローラーやモーター付きの縦横3センチ、高さ6センチの小型昇降機を内蔵。2機は宇宙空間でモーターの力で分離、ケーブル上を昇降機が移動。無重力で真空状態の宇宙で昇降機の移動の様子を確認するのが主な狙いで、動作は衛星に取り付けたカメラなどで確かめる。操作や情報取得はアマチュア無線を用いる。
 はごろもは同無線の通信が不調で、現在もケーブルを伸ばす信号を衛星が受け取ったのは確認できたが、実際にケーブルが伸びたかは不明。通信系の改善を図り、スターズミー開発は無線通信が専門の同学部の桑原義彦研究室も加わる。県内企業も費用面などで支援する。18年1月に完成し、4月以降に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡す。
 能見教授は浜松市中区の同大浜松キャンパスで会見し「実験成功で宇宙エレベーター構想実現へさらに1歩踏みだし、他の研究者にとっても意欲を高めるきっかけにしたい」と話した。

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