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「光医工学」人材育成へ 静大と浜医大、共同大学院の開設発表

(2017/9/6 08:10)
来春の共同大学院設置を発表した静大の石井潔学長(右)と浜医大の今野弘之学長=5日午後、浜松市中区の静大浜松キャンパス
来春の共同大学院設置を発表した静大の石井潔学長(右)と浜医大の今野弘之学長=5日午後、浜松市中区の静大浜松キャンパス

 静岡大と浜松医科大は5日、浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで共同記者会見を開き、光技術と医療の両分野に精通した人材育成を目指す博士課程の共同大学院「光医工学共同専攻」を2018年4月に開設すると発表した。
 両大学によると、光医工学を専門とする大学院は全国初で、「世界でも先駆的な事例」という。センサー、レーザーなどの光技術を活用した医療は患者の被ばくが少なく、人体を傷つけずに治療や診断ができるなどメリットは多い。静大の石井潔学長は「光・電子工学と光医療の融合により、世界に貢献できる技術と医療機器の創出につながる」と言葉に力を込めた。
 静大は1926年、当時助教授だった故高柳健次郎氏が世界で初めてブラウン管を使った電子式テレビの受像に成功するなど、歴史的にも光・電子工学を強みとする。先進的な医療技術や医療機器の開発に力を入れる浜医大との連携により、「光医工学」という新たな学問領域の定着と実用化に向けた人材育成の推進を図る。
 共同大学院では基礎、応用部門で両大学の専任教員15人が指導に当たる。学生の定員は静大5人、浜医大3人。座学、研究に加えて企業や医療の現場に出向くフィールドワークを行うほか、社会人も参加できるカリキュラムも設けて産学連携を図る。年内にも学生の選考試験を実施し、3年間の課程を修了した学生には両大学連名の学位「光医工学博士」を授与する。
 浜医大の今野弘之学長は「これまでも静大とは共同研究を進めてきたが、大学院の設置は別の意味がある。熱意ある若者が専門教育を受け、想像を超えるプロダクト(産物)を生む可能性も秘めている」と期待した。

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