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位置情報の精度、センチ単位に 静大准教授ら研究

(2017/6/7 08:44)
高精度測位環境の構築に向けて取り組む木谷友哉(左)准教授ら=2日、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス
高精度測位環境の構築に向けて取り組む木谷友哉(左)准教授ら=2日、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス
RTK―GNSSのイメージ図
RTK―GNSSのイメージ図

 静岡大情報学部(浜松市中区)の木谷友哉准教授の研究室と同区のシステム開発会社「シーポイントラボ」(青木悠樹社長)が、センチ単位の高精度な位置情報の活用研究に取り組んでいる。同大浜松キャンパスに基準局を設置し、測定する位置情報の誤差を補正して観測点を測るシステム「RTK―GNSS」を利用する。今月から基準局データの一般向け配信も始め、自動車や農機の自動運転など幅広い産業分野での活用を促す。
 1日には準天頂衛星「みちびき」2号が打ち上げられるなど、日本独自の高精度測位システムの構築が進む中、浜松での先行開発を目指す。木谷准教授は「10年後には高精度測位が当たり前の時代になっている。今のうちに検証し、浜松を盛り上げたい」と話す。
 カーナビやスマートフォンに広く利用される衛星利用測位システム(GPS)による位置情報は、数メートルの誤差が生じるため自動運転を行う機器にとっては不十分なのが現状。RTK―GNSSは、観測点の移動局が基準局から送信された補正情報を基に数センチ単位の高精度の位置情報を計算する。正確な計測可能範囲は基準局を中心にしたおおよそ10キロ圏内で、移動局として専用の受信機が必要になる。同大とシーポイントラボが独自に開発した受信機の提供も行っている。
 高精度測位情報の活用に向けては、バリアフリーの場所や雨にぬれないルートを案内する電動二輪車のナビサービス開発に向けた実験などを進めている。青木社長は「活用方法を示し、技術者が浜松に集まる環境を整えたい」と意気込む。

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