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広告コピー、AIが考案 静岡大と電通、システム共同開発

(2017/5/18 08:09)
開発した広告コピー作成システムを紹介する狩野芳伸准教授(左)と岩間寛悟さん=17日午前、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス
開発した広告コピー作成システムを紹介する狩野芳伸准教授(左)と岩間寛悟さん=17日午前、浜松市中区の静岡大浜松キャンパス

 静岡大は17日、情報学部の狩野芳伸准教授(38)の研究室が広告大手の電通と共同で、人工知能(AI)を活用して広告コピーをつくり出すシステム「AICO(アイコ)β版」を開発したと発表した。単語を打ち込むと、その言葉に関連したコピーを自動的に表示する。狩野准教授は「AIがコピーライターの発想を手助けする役割を担えるのでは」と期待する。
 例えば「新聞」という単語を入力すると、「見出し」「切り抜き」などの関連ワードを使った複数のキャッチコピーを作成する。システムには実際のコピー集を学習させてあり、主語や述語などの品詞の種類、文法、言葉の意味に基づいて文章を組み上げる。電通のコピーライターがAIの学習に携わることで、より人間の発想に近いコピー作成が可能になったという。
 プログラミングを担った同研究室の岩間寛悟さん(21)=情報学部4年=は「単語の意味や種類をコンピューターが適切に判別できるよう設定するのが難しく、地道に修正を重ねた」と振り返る。現段階では意味が通じない文章も生み出されるため、言葉選びの精度を向上させることが課題。それでも同社の担当者は「AIは人間の持つ先入観にとらわれずに新しい切り口からコピーを生み出せる」と評価する。
 将来的には閲覧者の嗜好(しこう)を反映したインターネット広告、天気や時間帯に対応して変わる屋外広告などへの活用を検討するという。

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