静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

極小気泡「ファインバブル」の小型発生装置 静岡大教授らが開発

(2019/1/10 07:17)
間瀬暢之教授(左)が開発したファインバブルの小型発生装置=9日午前、浜松市中区
間瀬暢之教授(左)が開発したファインバブルの小型発生装置=9日午前、浜松市中区

 静岡大学術院工学領域の間瀬暢之教授(47)はこのほど、極小の流量で直径100マイクロメートル(0・1ミリメートル)以下の気泡「ファインバブル」を高濃度で生成できる小型発生装置を開発した。多種多様な気体や有機溶媒系の液体にも対応し、医薬品や農薬などの合成、環境や医療、バイオ分野の研究・開発などへの活用が期待できる。
 ファインバブルは液体中の浮上速度が遅い上、溶け込みが早く、気泡同士が合着しないなどの特性がある。環境に優しいため、公衆浴場やペットなどの殺菌システムのほか、洗浄、水産養殖、農業などの分野で活用されている。市販装置は多量の流量が必要で、気体は主に空気や酸素、水素、オゾン、液体は主に水にしか対応できなかった。
 開発した小型発生装置のサイズは縦35センチ、横、高さ各30センチ。流量は市販装置の20分の1以下で済むにもかかわらず、同程度の濃度のファインバブルを生成できる。液体を循環させる市販装置に対し、シングルパス方式を採用しているため生産性も高い。気体の後処理が簡略化でき、クリーンな有機合成が可能。直径1マイクロメートル以下の気泡「ウルトラファインバブル」も生成できる。
 間瀬教授は「気体を液体に無理やり押し込むのではなく、気体を液体の中に分散させ、自由にさせるという発想で考案した。ものづくりへの活用が進めば」と話した。
 23日から共同研究を行った理化学機器システムの開発・製造「PMT」(横浜市)が販売する。価格は178万円。

教育・子育ての記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト