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「校技」縄跳び、目標へジャンプ 磐田・大藤小、40年超の伝統

(2019/1/8 17:01)
縄跳び大会に向けて練習に励む児童=2018年12月中旬、磐田市立大藤小
縄跳び大会に向けて練習に励む児童=2018年12月中旬、磐田市立大藤小

 40年以上、縄跳びを「校技」として位置付け、教員と児童が全校を挙げて練習に励む小学校がある。磐田市立大藤小は年2回、運動会とは別に縄跳び大会を開催。独自の検定制度も設け、子どもたちは個々の目標に挑戦している。同校教諭は「体力だけでなく、粘り強く努力する姿勢が身に付いている」と活動の効果を挙げる。
 「うまく飛べたよ」「あと少し」。2018年12月中旬、昼休みの校庭に児童の声が響いた。今月23日の縄跳び大会に向けた全校練習会で、約240人が愛用の縄を手に外へ飛び出し、上級生らの指導を受けながら技の習得に汗を流した。
 同校は肥満児の解消策として1974年、どこでも気軽にできる縄跳びを教育活動に取り入れた。翌年には年間計画に盛り込み、大会や検定制度を創設。現在も年度初めに全教員対象の縄跳び講座、大会前に児童向けの審判講習会を開くなど、他校にない取り組みを続ける。夏休みにはラジオ体操後に縄跳びをする地区もあるなど、活動は地域にも根付いている。
 毎月行う検定では技の連続跳躍回数などに応じて40級まで級を設定。最高の1級は交差二重跳びなど5種目を連続で行う「組み合わせ跳び」といった高難度の技を複数回跳ぶのが課題で、合格者は40年でわずか53人。近年は合格者はいないが、三重跳びを40回以上跳ぶ在校生もいて、児童は得意技に磨きをかけながら、昇級を目指している。
 大会は保護者や教員も参加する一大イベント。得意な技を選び、1分間に跳んだ数の合計と、ミスせずに連続で跳べた回数をそれぞれ競う。在校生最高の6級を持つ6年生の男子児童(12)は「縄跳びは目標を達成した時の喜びが大きく、ジャンプ力や持久力も付く。1月の大会では全種目優勝したい」と意気込む。
 体育主任の坂田弦生教諭は「上級生が後輩に見本を見せることで異学年交流にもつながる。運動会や授業にも取り入れるなどして活動を盛り上げ、伝統を守っていきたい」と意欲を示す。

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