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全小中を統合、義務教育学校に 西伊豆町方針

(2018/10/30 17:02)

 西伊豆町が2024年度までに、町内の5小中学校全てを統合した9学年制の「義務教育学校」を再編整備する方針を固めたことが29日、町教委への取材で分かった。義務教育学校再編整備の主な背景は、急速に進む少子化。児童、生徒数が少ない各校を統合し、9年間の中で柔軟な学習、課外活動を展開。教員同士の連携も強めながら教育環境の充実を図る狙いがある。
 現在、町内には2中学校(西伊豆、賀茂)と3小学校(仁科、賀茂、田子)がある。町は21年までに西伊豆中を賀茂中へ統合。西伊豆中の校舎を取り壊し、敷地内に義務教育学校の校舎を新設する予定。町教委によると、6年後には小中学生の人数が18年度と比べ、約6割減少し、約260人になる見通しという。
 義務教育学校は、小学校(6年間)、中学校(3年間)の枠組みを外し、一貫性のある独自の教育課程を編成、実施できるのが特徴で、教員は小・中両方の免許保有が条件。小中学校それぞれに校長や教職員組織を置く小中一貫型小学校・中学校とは違いがある。
 今年の4月には、伊豆市の土肥小と土肥中を統合した土肥小中一貫校が、県内初の義務教育学校として伊豆市土肥で開校した。同校は学年の区切りを初等部(1~4年)、中等部(5~7年)、高等部(8、9年)として構成している。
 義務教育学校再編整備について、清野裕章町教育長は「全校人数が増え、仲間意識や協調性を育む環境を作り出せる」とメリットを強調する。また、校舎を一つに集約することで災害対策を強化しやすくなるという。県教委の担当者は「小中一貫教育を進める中で県内でも今後、少子化を背景に義務教育学校が増加していく可能性がある」と話した。

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