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ウナギ稚魚密漁の監視強化 採捕解禁 静岡県が県警、海保と連携

(2017/12/21 07:44)

 養殖種苗になるニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の採捕が解禁された。静岡県は今漁期から、強い捜査力を持つ県警や海上保安部と連携した合同巡視を行い、密漁や闇取引など違反行為の取り締まりを強化する。
 12月1日に始まった今漁期はこれまで漁獲量が少なく、1キロ(約5千匹)当たり70万円でスタートした県内取引価格は今後、高騰する可能性もある。稚魚の取り合いになれば闇取引など不正流通がさらに横行するとされ、過去には暴力団など反社会的勢力の介入も指摘されている。既に県内の漁場などで巡視を開始した県は、県警や海保との連携により不法行為の防止と摘発に強い姿勢で臨む。
 県水産資源課によると、近年はウナギ資源の減少で密漁や闇取引が横行し、手口も巧妙化している。県は11月、「県内産種苗の取扱方針」「県内産うなぎ種苗に関する需給要領」を改正。闇取引などの不正行為に関与した流通業者に対し、稚魚の所持や移動に関する罰則を明文化した。同課の久保山俊幸主任は「密漁や不正流通は資源管理に悪影響を及ぼす。関係機関としっかり連携を取り合い、撲滅に全力を尽くしたい」と話している。
 漁期は2018年4月末まで。県内の養鰻組合に所属する業者に割り当てられた稚魚の池入れ上限量(1775キロ)に達した時点で打ち切られる。
 ニホンウナギは稚魚が激減したため14年に国際機関の絶滅危惧種に分類された。

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