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ウナギ稚魚の不正取引 業者の規制や罰則明記 静岡県が方針改正

(2017/10/7 08:00)

 静岡県は6日、闇取引などの不正流通が指摘される絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚について、不正取引に関わった流通業者への規制、罰則の適用に関する文言を、県漁業調整規則に基づく「県内産種苗の取扱方針」に明記することを明らかにした。昨年、稚魚の不正な所持や移動を規制した県の流通透明化策の一環。10日の静岡海区漁業調整委員会に諮り、11月までに同方針の改正を行う。
 県は昨年、採捕者に対して稚魚の所持、移動を事前届け出制とし、違反者には採捕権の剝奪や刑事罰を科すなど規制を強化した。今回、流通業者への規制や罰則を県方針に明記することで、稚魚の売り手(採捕者)と買い手(流通業者)の双方に対し、不正流通の根絶に向けた厳しい姿勢を示す狙いがある。
 県によると、採捕者への規制を強化した直後の昨年12月、県に報告された稚魚の漁獲量は前年比で2・4倍に急増した。従来は闇取引に回っていた稚魚が、規制によって正規ルートに流れてきた可能性があるという。県は今後、県内の養鰻(ようまん)組合に所属しない業者にも池入れ状況の報告を義務づけるなど、さらなる資源管理の強化を図る。「白いダイヤ」とも呼ばれるウナギの稚魚は1キロ100万円以上の値を付けることもあり、公定価格よりも高値で取引される“闇ルート”へ流出しているとの指摘が後を絶たない。密輸も含めた稚魚の不正流通は資源管理や保護の妨げになり、輸出入の規制を議論する国際社会でも問題視されている。

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