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茶生産横ばい3万800トン 静岡県、鹿児島との差縮小

(2018/2/21 07:39)
荒茶生産量と上位2県のシェア
荒茶生産量と上位2県のシェア

 農林水産省が20日発表した2017年産茶の生産統計によると、主産地12府県の荒茶生産量は16年比2・2%増の7万8800トンだった。全国は推計8万2千トン。生産量1位の本県は0・3%増の3万800トンで横ばいだったが、8・1%増の2万6600トンとなった2位の鹿児島県との差の縮小が鮮明になった。全国シェアは静岡38%、鹿児島32%。
 本県の一番茶は春先の低温や降雨の少なさによる生育遅れから、生産量は16年比9%減となった。ピーク時に50%前後あった全茶期生産量に占める一番茶の割合は36%に下がった。
 減産見通しから、一番茶の取引相場は千円台後半に入ってから下げ幅が小さくなり、1100円ほどで下げ止まった。続く二番茶、三番茶や秋冬番茶は引き合いが強く高値で推移し、特に秋冬番茶はこれまで製造しなかった工場も生産を行うなどしたため生産量は前年を上回り、一番茶の減産を穴埋めした。
 本県の年間荒茶生産量は10年以降、3万トン台前半で推移してきた。生産者の高齢化や担い手不足が進み、特に中山間地の産地で深刻な状況だ。一方、大規模生産を強みとする鹿児島県は順調に生産量を伸ばしている。
 JA静岡経済連の堀要茶業部長は「一番茶の1割近い減産は16年の干ばつや17年春の低温が主因。干ばつ対策など天候の影響を受けない生産が課題」と話し、「改植を含めた茶樹の若返り策が必要」と強調した。
 今回から、茶種別の生産量や、二番茶以降の茶期別摘採面積や生葉収穫量の発表はなくなった。

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