静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

月刊「茶」70年 業況追い「一歩先行く情報提供」

(2017/12/26 17:19)
新旧の月刊「茶」を手にする中小路和義編集長=21日、静岡市葵区
新旧の月刊「茶」を手にする中小路和義編集長=21日、静岡市葵区

 静岡県茶業会議所が発行する茶の専門誌、月刊「茶」は2017年、刊行70年目の節目を迎えた。創刊以来、一度も休刊することなく発行され、生産者や茶商、消費者など約6千人の読者の支持を得ている。
 県茶販売農業協同組合連合会(現在は解散)が1948年10月に創刊。当初は生産指導に関する内容が主だった。時代の移り変わりとともに、茶業界のトレンドに即した多彩な情報を提供してきた。
 同会議所発行になったのは1964年6月号から。60年代後半以降の「作れば売れる」と言われた内需拡大期には、単位面積当たりの生産量向上や茶園管理の方法などを取り上げた。
 茶の効能に関する研究が始まった80年代後半には、茶の機能性に関する記事が増えた。長雨や干ばつなど、気象災害に対応する生産管理の在り方も提起した。
 現在の企画、構成は30年近く編集に関わり、総務部長なども務めた中小路和義編集長(62)と大倉巧さん(40)の2人で行っている。中小路編集長によると、同会議所が13年に公益社団法人となって以降、読者の間口を広げようと、流通に関する問題、歴史、文化など多彩な内容を取り上げるようになった。読者層も生産者や商工業者だけでなく、行政機関や日本茶インストラクター、消費者にまで広がった。
 現在は、年間テーマを決めて誌面を展開している。16年は抹茶、17年は「食べるお茶」の話題を取り上げた。18年は、茶と観光、有機栽培、紅茶に焦点を当てていくという。
 中小路編集長は「70年間、毎月の発行を楽しみにしている読者に有益な情報を届けるという使命感を持って編集に臨んできた」と振り返る。「一歩先を行く情報を提供し続け、生産者をはじめ日本の茶業界を元気づけるための提言を行っていきたい」と意気込んだ。

静岡茶の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト