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静岡茶ドイツでさらに 茶商、外国人大学生受け入れ

(2017/9/19 17:29)
来店客に出す茶のセットを準備するカリナ・バラーステッドさん=9日、森町のおさだ苑本店
来店客に出す茶のセットを準備するカリナ・バラーステッドさん=9日、森町のおさだ苑本店
海外向け抹茶商品のパッケージについて話すホルガー・マイヤーさん(右)と杉本博行社長=14日、島田市の杉本製茶
海外向け抹茶商品のパッケージについて話すホルガー・マイヤーさん(右)と杉本博行社長=14日、島田市の杉本製茶

 静岡県内の茶商が、海外進出の足掛かりにしようと外国人大学生のインターン受け入れに乗り出した。取り組むのは島田市の杉本製茶と森町のおさだ製茶。高価格帯のお茶が売れるドイツを有力市場とにらみ、県のビジネスインターン事業を通して来日したドイツ・ボン大の学生をそれぞれ受け入れている。
 県企業立地推進課によると、1991年に始まったこの制度で欧州とアジアから計110人を受け入れてきたが、茶業の現場に学生を送り込むのは初めてという。県内茶商の将来の海外進出につながればと県が実現に向け動いた。おさだ製茶の長田夏海専務取締役は「ドイツは他国に比べ、良い商品を高値で売ることができる。流通のパイプを作っていきたいので受け入れたかった」と話す。
 同社小売店の店頭で客に茶を勧めるのはカリナ・バラーステッドさん(24)。品種や味の違いについて学び、「お店のお茶では一押しの秋さやかと山吹撫子が好き」と話す。日本語で説明を加える対応は好評。商品カタログをドイツ語に翻訳する仕事も担う。
 杉本製茶ではホルガー・マイヤーさん(27)が実習に励む。製茶工場内で商品を梱包(こんぽう)したり、機械に茶葉を投入したりする製造作業に携わる。「夏は工場が暑くて大変だったけれど、周りの人が親切。日本企業について学べている」と笑顔。2018年2月にドイツで開催されるオーガニック商品の展示会には同社も出展予定。「帰国後に手伝いができれば」と意欲的だ。
 米シアトルに現地法人を設立するなど海外輸出に積極的な同社は、欧州の拠点をドイツに設置することを検討中。杉本博行社長は「ホルガー君には今後もサポート役やアドバイザーとして関わってもらえたら」と話す。

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