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明治時代の手もみ茶葉現存 森町「お茶のまるしち」

(2017/9/12 17:15)
明治時代に製茶されたとみられる茶葉を紹介する島祥郎店長=森町のお茶のまるしち
明治時代に製茶されたとみられる茶葉を紹介する島祥郎店長=森町のお茶のまるしち

 茶製造販売の老舗「島商店」(森町向天方、島謙造社長)の直営店「お茶のまるしち」(同町飯田)の島祥郎店長(58)がこのほど、明治時代に手もみで製茶したとみられる茶葉を発見した。茶の知識や文化の継承などに取り組むNPO法人日本茶インストラクター協会(東京都)の奥村静二専務理事によると、同時期の茶葉は保存されていること自体が珍しく現存するものは希少といい、「手もみ技術の高さは現代の茶業関係者の参考にもなるのでは」と話す。
 島商店は1907年ごろの創業。茶葉は針のように真っすぐで4センチほどに整えられ、ビン入りで見つかった。ビンのラベルから明治時代の品評会に出品したとみられる手もみの在来茶で、島店長の祖父房太郎さん(1899~1963年)の時代の品と推察される。
 ビン入りの茶葉は20年ほど前に本店の事務所解体の際に行方が分からなくなっていたが、2016年7月に現在の本店の納屋で段ボール箱の中から発見した。
 茶葉は店内に展示している。茶生産者の本多利吉さん(64)=同町=は「しっかりともみ込まれているからこそ、色は変化しても形は今でもほぼ変わっていないのだろう。細く仕上げる技術は、機械もみが主流の現代でも参考になる」と見入る。
 昭和の前半ごろまでは品質より外観を重視し製茶されていたのが一般的だったという。島店長は「多くの茶業関係者に目にしてもらい、当時の手もみ技術の高さを感じてもらいたい」と期待する。

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