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日本茶文化、著書で内外に発信 スウェーデン出身オスカルさん

(2017/8/16 17:05)
日本茶PRイベントで静岡市を訪れたブレケル・オスカルさん(左)=8月上旬、同市駿河区
日本茶PRイベントで静岡市を訪れたブレケル・オスカルさん(左)=8月上旬、同市駿河区

 静岡県茶業研究センター(菊川市)の元研修生で、スウェーデン出身の日本茶インストラクター、ブレケル・オスカルさん(32)=東京都=。日本茶輸出促進協議会で日本茶を国内外にPRする活動に携わりながら、初の著書「僕が恋した日本茶のこと」(駒草出版)を通じ、「若い世代にも日本茶の素晴らしさを再発見してほしい」と話す。8月上旬には静岡市で行われた日本茶の魅力を伝えるイベントにも参加した。
 著書では、気軽に実践できるオスカル流のおいしい茶の入れ方をはじめ、日本の茶業界を取り巻く現状、将来像などをまとめた。「品種や入れ方次第で味が変わるのが日本茶の面白さ。コーヒーやワイン以上に世界に広まる可能性がある」とみる。
 出版動機の一つに、日本での生活を通して痛感した若い世代の急須離れがあった。日本茶と茶業界が元気になるには「若い人がもっとお茶を飲んでくれないと。40代でも急須を持たない家庭が少なくない」と憂慮する。
 日本茶との出合いは高校時代。交換留学生として2010年に来日してからは、奥深い魅力や可能性を追究し、4年後には2度目の挑戦で日本茶インストラクターに合格した。
 15年度から1年間、県茶業研究センター研修生として学んだ。その後も、静岡市葵区横沢の高地産地「東頭(とうべっとう)」を定期的に訪れ、インターネットで茶園の素晴らしさを英語で発信している。
 著書では、日本という異文化社会に飛び込み、研さんを重ねながら、自らの仕事を見いだしていく経緯も記した。「スウェーデンと比べ、日本の若者は自分の夢を簡単に諦めてしまう人が多いと感じる。僕の挑戦が若い人の背中を押すきっかけになれば」と願う。

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