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静岡「お茶缶」に他業界注目 販促品など用途広がる

(2017/6/6 17:10)
用途が多様化している「お茶缶」=5月、静岡市葵区の鳥居製缶
用途が多様化している「お茶缶」=5月、静岡市葵区の鳥居製缶

 お茶の葉保管用の「お茶缶」の使い道が多様化している。紅茶やコーヒー、アメなど他の食品の容器としてだけでなく、缶の表面に企業広告などを印刷してお茶缶そのものを広告媒体として活用する他業界からの注文も増えている。
 「急須がない家庭が増え、お茶缶本来の需要は減っているが、用途は多様化している」と「鳥居製缶」(静岡市葵区)の鳥居広社長は話す。県内では中元や仏事の返礼品として定番だった「お茶缶に入った静岡茶」のニーズは緑茶ドリンクが普及した2000年ごろから急激に低迷。販路を紅茶専門店などに広げてきた中で、さまざまな商品パッケージデザインを手掛けるクリエーターたちから受注が伸びてきたという。
 紅茶や土産物の菓子を入れるおしゃれな包装材としての用途のほかに目立つのが、自動車など缶の中身とは別の商品をPRする販促品としての活用。依頼主は、輸入車販売店やコンサートなどのイベント主催者、創立記念を控えた一般企業などさまざまで、ゴルフティーを持ち運ぶための容器缶としてゴルフ大会で出場者に記念に配りたいという注文もあり、「他業界での意外な使われ方に驚くばかり」と鳥居社長は話す。
 同市駿河区の「静岡製缶」(山梨勝社長)では、10年前までは商品の9割超だった緑茶用の缶の割合が、数年前から5割を割り込んだ。近年は、小ロットから好みのデザインを印刷できる「オリジナル缶」の受注を強化し、異業種に販路を広げている。
 「お茶缶メーカーには、ふたの形やサイズなど金型のバリエーションが既に豊富」と松永明人常務。小ロットから安価で好みの印刷を施せる点が販促品としての需要にもつながっているという。

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