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静岡県産一茶「異例ずくめ」 生育遅れ、商機を逸す

(2017/5/28 07:15)
静岡県内各産地から届いた茶の見本を前に商談を繰り広げた最盛期の取引=5月15日朝、静岡市葵区の静岡茶市場
静岡県内各産地から届いた茶の見本を前に商談を繰り広げた最盛期の取引=5月15日朝、静岡市葵区の静岡茶市場
静岡県内産一番荒茶生産量と平均単価の推移
静岡県内産一番荒茶生産量と平均単価の推移

 静岡県内の一番茶生産は27日までにほぼ終了した。今期は生産も取引も異例ずくめの展開になった。天候不順で生育が遅れ新茶商戦を逃した後も収量が伸びず、年間売り用の相場も高止まりし、生産者にとっても製茶問屋など流通業者にとっても厳しさが増した。一番茶の生産量は過去最低水準となることが確実視されている。

 ■破格1キロ108万円
 4月24日に静岡茶市場(静岡市葵区)で行われた新茶初取引で、JA富士宮の手もみ茶1キロに、富士宮市の茶商が108万円をつけて話題になった。
 最高値は機械でもんだ茶にご祝儀込みで8万8800円などの慣例が破られ、業界内で賛否両論がわき起こった。「新茶シーズンを知ってもらう話題づくりになった」との声が聞かれた一方、これまで努力してきた関係者への配慮があってしかるべきという指摘も。初取引に手もみ茶が上場されるのも前代未聞で、業績低迷からの活路を模索する静岡茶市場の在り方に一石を投じた。

 ■芽伸びに異変
 今期は3、4月の気温が低く推移。さらに生育を促す降雨が少なく、新芽の伸びが進まなかった。芽が小さいうちに摘み取り続けた農家はより減産になり、芽伸びを待った農家は収穫量は持ち直したが、生育が進んだ硬い葉が混ざって販売価格を落とした。

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