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有機抹茶の量産へタッグ 島田の若手5人、会社設立

(2017/3/7 17:30)
耕作放棄された茶園を再生して有機抹茶の生産に動き出した田村善之代表取締役(中央)ら=1月下旬、島田市鍋島地区
耕作放棄された茶園を再生して有機抹茶の生産に動き出した田村善之代表取締役(中央)ら=1月下旬、島田市鍋島地区

 島田市の30代の若手茶農家5人が、耕作放棄された茶園で有機抹茶を生産する株式会社「Matcha Organic Japan(抹茶・オーガニック・ジャパン)」を設立した。海外での販路拡大に向けて量産化を図り、地域の雇用創出や茶園保護につなげようと動きだした。
 国内外の抹茶需要の高まりを受けて、2016年からメンバーそれぞれが抹茶生産に取り組み始めていた。規模の拡大と地域貢献を考えていた田村善之代表取締役(38)が声を掛け、思いに共感した仲間が集まった。
 会社は全員が共同出資した。周囲の農薬の影響を受けない場所にある耕作放棄地や放棄候補の茶園を買ったり借りたりして栽培し、外注加工後に販売する。すでに5カ所の茶園を引き受け、有機認証の申請と並行して栽培に取り組んでいる。高齢化や後継者不足で継続不可能な茶園を「有機抹茶の茶園」として生まれ変わらせ、新たな価値を生み出していく。
 抹茶原料の碾茶(てんちゃ)の県内生産量は全国の12%程度にとどまり、品質もまだ発展途上。島田、金谷、川根という良質な茶産地で質の高い有機抹茶を大量生産し、産地化を目指す。今春の一茶から摘採し、同市川根町にある有機認証の碾茶加工場で加工後、県内外の工場で抹茶に仕上げる。国内外の商談会への出展や農業体験の受け入れなどを通じて、販路拡大に取り組むという。
 田村代表取締役は「完全無農薬の誇れる抹茶をつくりブランド化を目指す。生産販売の仕組みを確立し、継続できる農業のモデルになれば」と意気込む。

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