静岡新聞NEWS

新型野菜農園、裾野に 大阪の農業法人「高床式」整備

(2019/3/5 17:00)
2018年12月に完成したビニールハウスで野菜の栽培に取り組む従業員=2月下旬、裾野市下和田
2018年12月に完成したビニールハウスで野菜の栽培に取り組む従業員=2月下旬、裾野市下和田

 関西圏を中心に野菜栽培を展開するグリーンファーム(大阪府)が、富士山麓に位置する裾野市北部の耕作放棄地を一大農園に整備するプロジェクトを始めた。2018年12月に完成したビニールハウスで建築現場の足場の上に砂を敷き詰め野菜を栽培する同社独自のシステムを導入。チンゲンサイや小松菜など11種類の野菜を育てる。
 農場は同社グループの「GFe」(永井博代表)が運営する。裾野市下和田の約5万平方メートルの敷地に広さ約2380平方メートルのビニールハウス計3棟を設置し、ニンジン、ほうれん草、わさび菜、パクチーなどの野菜を量産する計画。太陽光発電パネルを計1260枚敷設し、ハウスで使う電力の自給自足も目指す。敷地中央には直売所やレストランも設ける。
 4本の鉄柱で8トンの重さに耐えることができる足場の上にシートを張って、砂を敷き詰めて広さ2平方メートルの「畑」を作り、苗を植え育てる。農機具を使わず、腰の高さに位置するためかがむ必要もなく、軽作業で行える。18年12月完成のハウスには、上部を「畑」にした足場が約580台並んでいる。
 こうした農法を「高床式砂栽培」と名付け、大阪府や兵庫県、京都府など約40カ所の農場で展開している。静岡県の進出は初めて。
 芝の栽培用地だった耕作放棄地が裾野市に点在している点に着目した。永井代表は「自社農園で育てた野菜を裾野産野菜として発信し、農業活性化を図っていきたい」と意気込みをみせる。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト