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静岡県、漁業調査船を新造 サクラエビ資源調査など強化

(2019/2/28 08:00)
現在の「駿河丸」。サクラエビの資源調査などの強化に向け、2021年度の完成を目指す
現在の「駿河丸」。サクラエビの資源調査などの強化に向け、2021年度の完成を目指す

 静岡県は2019年度から、老朽化した漁業指導調査船「駿河丸」に代わる新たな調査船の建造を始める。深刻な不漁に陥っている駿河湾産サクラエビの資源調査をはじめ、海洋環境の調査能力を強化する。
 県研究開発課によると、19年度は新たな船の設計を実施。20年度に建造を始め、21年度の完成を目指す。サクラエビなどの魚群の発見とサンプル確保の精度向上のため、採集用のネットを大型化し、魚群探知機など音響調査能力も高める。
 海洋由来の生物資源を活用した「マリンバイオテクノロジー」産業の創出に役立てるため、駿河湾の水深2千メートルの海洋微生物の採集、前処理、保管などを行う設備も備える。
 現在の駿河丸は4代目で1995年に完成。駿河湾や遠州灘などで海洋環境、資源、海況予測などを行ってきた。サクラエビについては、漁期に魚群の位置や規模を調べるほか、卵数調査なども行った。普段は小川港(焼津市)に停泊している。
 97~2000年にはウナギの産卵場調査に参画し、グアム島北西海域付近の海底山を調べた。調査した海底山は、駿河丸にちなんで「スルガ海山」と命名された。

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