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名古屋城復元に天竜材を ブランド化、販路拡大期待

(2019/2/14 08:10)
「冬期高齢級材記念市」に出品するヒノキを切り出す林業者=浜松市天竜区
「冬期高齢級材記念市」に出品するヒノキを切り出す林業者=浜松市天竜区

 名古屋市が計画している名古屋城天守閣の木造復元プロジェクトに、浜松産の天竜材が活用される可能性があり、関係者の期待が高まっている。浜松市浜北区の県森林組合連合会(県森連)天竜営業所で20日に開かれる「冬期高齢級材記念市」に、プロジェクト関係者がヒノキの大木を購入する目的で来場する予定で、落札されれば天守閣の柱などに使われるという。
 名古屋城は国の特別史跡。プロジェクトは城の細部を計測した「昭和実測図」や戦前に撮影された古写真などを基に進め、2022年12月の完成を目指している。元請け業者の竹中工務店(大阪市)によると、復元に使う木材は主にヒノキで、東海、近畿、四国地方を中心に調達する予定。
 天竜材の販路拡大に取り組んでいる浜松市は、この一大プロジェクトに天竜材を採用してもらおうと名古屋市に働き掛けていた。浜松市林業振興課によると、市内に広がる持続可能な森林経営の国際基準を満たしたFSC(森林管理協議会)認証林などをプロジェクト関係者が視察し、市の林業政策や天竜材の質を高く評価したという。
 20日の記念市には、樹齢120年以上、幹の直径60センチ超のヒノキをはじめ、FSC認証材が多数出品される。
 県森連の担当者は「天竜材のブランド化や販路拡大につなげる良い機会になれば」と期待する。

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