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バレンタイン商戦、静岡県内百貨店熱 ”贈り物プラス”需要狙う

(2019/2/10 07:47)
バレンタインに向けた装飾で販促に力を入れる紳士雑貨売り場=7日、静岡市葵区の松坂屋静岡店
バレンタインに向けた装飾で販促に力を入れる紳士雑貨売り場=7日、静岡市葵区の松坂屋静岡店

 14日のバレンタインデーに向けて、県内百貨店の商戦が熱を帯びている。職場や学校での義理チョコ、友チョコ、自分へのご褒美チョコなどが浸透し市場が成熟化する中、他店にない限定感をPRしたり、チョコに添えるギフトに力を入れたりして追い込みを図っている。
 松坂屋静岡店(静岡市葵区)は、紳士服売り場の一部装飾をバレンタイン仕様に変更。ピンクや派手な柄のネクタイ、ハンカチ、ハートをあしらった靴下を並べ、チョコと一緒に贈る“プラスワンギフト”の需要を狙う。「千~3千円ほどの価格帯で、見た目もかわいらしい贈り物が人気」(担当者)という。
 静岡伊勢丹(同)では、贈り物について、見た目のインパクトを重視する女性客の姿が多く見られているという。紳士雑貨を探す富士市の女性公務員(28)は「夫が自分では買わないようなハート柄のボクサーパンツで、パンチを効かせたい」と品定めをしていた。同店の担当者は「大切な人にモノを贈る思考から、『ともに楽しむ』傾向が広がっている」とみる。
 遠鉄百貨店(浜松市中区)は、県内で人気のある純米大吟醸酒「開運」を使ったガナッシュチョコなど、限定商品の取り扱いを強化した。担当者は「ここ数年、自分へのご褒美チョコを買い求める動きがさらに広がっている」と手応えを感じている。
 日本記念日協会(長野県)によると、2019年のバレンタイン商戦の市場規模は前年比約3%減の推計1260億円ほどで、ここ数年は頭打ちの状態。加瀬清志代表理事は「市場として大きかった義理チョコは、パワハラ、セクハラといった問題に企業が過敏になっていることから、以前と比べて社内の贈答が控えられる傾向にある」と指摘。「自分へのご褒美や本命には存分にお金をかけたり、ギフトを添えたりと変わりつつある」と話す。

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