静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

紙伝票、年間16万枚→ゼロに 遠州鉄道グループ、電子化を推進

(2019/2/11 07:00)
保管される処理済みの会計伝票類のつづり。年間16万枚が発行されてきた=8日午前、浜松市中区の遠州鉄道本社
保管される処理済みの会計伝票類のつづり。年間16万枚が発行されてきた=8日午前、浜松市中区の遠州鉄道本社
電子化した会計伝票と請求書をパソコン画面で見る経理部門の担当者=8日午前、浜松市中区の遠州鉄道本社
電子化した会計伝票と請求書をパソコン画面で見る経理部門の担当者=8日午前、浜松市中区の遠州鉄道本社

 遠州鉄道(浜松市中区)が、グループを挙げて社内申請手続きの電子化に乗り出した。ICT(情報通信技術)の活用を推進する取り組みの一環で、2月からは紙ベースだった会計伝票やグループ会社間請求書を電子化。管理や作業の手間を大幅に省き、従業員の「働き方改革」にもつなげる考えだ。
 同社グループの従業員数(パートを含む)は約1万人。単体でも鉄道、バス、不動産、保険、介護施設など約70の部署がある。出金、入金、銀行振り込み、旅費など発行する各種の会計伝票は年間約16万枚に上る。伝票は、各部署で印刷、領収書・請求書などの添付、所属長の承認を経て、本社経理部門に発送。チェックした後、一定期間、保管していた。
 電子化に伴い、既存システムを約1300万円かけて改修した。所属長の承認処理を会計システム上で済ませ、領収書なども電子ファイルに変換。経理部門でも画面上でチェックする仕組みにした。伝票を運ぶ手間や保管場所が不要になるだけでなく、探す負担や紛失のリスクも減らせるとみている。
 新システムは年間約90万円のランニングコストがかかるものの、経費削減効果は印刷や保管の費用だけで同約300万円、作業効率アップ分を含めると約1400万円に上ると見込む。4月からはグループ会社15社のうち10社に同じシステムを導入する。
 会計伝票に先立ち、2018年には稟議(りんぎ)書と決裁書を電子化し、年末調整の書類もスマートフォンで作成できるソフトを導入した。鈴木敦之総務部長は「これまで時間をかけてきたところにICTを活用することで、生産性向上につなげたい」と話す。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト