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富士川流域「有機物汚染確認されず」 由比港漁協が調査結果公表

(2019/2/1 17:00)
調査地点の堆積物を示しながら調査結果を発表する由比港漁協の宮原淳一組合長(左)と望月武専務=1日午前10時半ごろ、静岡市清水区の同漁協
調査地点の堆積物を示しながら調査結果を発表する由比港漁協の宮原淳一組合長(左)と望月武専務=1日午前10時半ごろ、静岡市清水区の同漁協
富士川沿いの導水管の様子と成分調査した地点
富士川沿いの導水管の様子と成分調査した地点

 サクラエビの記録的な不漁を受けて由比港漁協(静岡市清水区由比今宿)が行っていた、漁場に近い駿河湾に注ぐ同区蒲原の工場放水路(最大毎秒75トン)などの泥の成分調査について、宮原淳一組合長は1日午前、漁協で記者会見し、「(赤潮の原因とされる)有機物による汚染は確認されなかった」と明らかにした。今後は県と協力し、調査項目を増やすなどしながら継続調査する方針という。
 宮原組合長によると、昨年11~12月に工場放水路沖(水深10・9メートル)と富士川河口(同7・2メートル)、富士川の支流の早川(山梨県早川町)で底の泥などを採取し、民間の研究機関に成分調査を依頼していたという。
 調査は有機性汚濁物質を測定する指標の化学的酸素要求量(COD)や強熱減量(土などに含まれる主に有機物の質量)、全窒素量、全リン量などの一般的な底質検査。その結果、一般的な河川に比べても低い値が出た。一方で、潜水調査などの過程で、非常に細かい粘土質の粒子が海底に数十センチ程度も堆積していることが分かった。宮原組合長は「もともとの海底の土質とは違うものが上流域から流れてきている」と指摘した。
 漁協はすでに県水産業局に追跡調査を打診し、了解を得ているという。宮原組合長は「今回は駿河湾に注ぐ濁りがどこから流れてきているか特定には至らなかった」と述べた。その上で、「(早川上流の)雨畑ダムはしゅんせつをしながら放水路から導水管に濁った水を出しているのを確認している。今後も注目していく」とした。

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