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磐田発「お好み焼き用キャベツ」 オタフクソースと共同開発

(2018/12/7 17:01)
キャベツ狩り大会で新品種「あきおこ」を収穫する参加者=11月上旬、磐田市内
キャベツ狩り大会で新品種「あきおこ」を収穫する参加者=11月上旬、磐田市内

 磐田市の育種会社増田採種場と広島市に本社を置く食品会社オタフクソースが、お好み焼きに合うキャベツの品種を共同開発し、普及に力を入れている。既存の品種に比べて水分が少ないため加熱しても歯ごたえがあり、年間を通じて糖度が一定に保たれるのが特長という。現状では試験販売の段階だが、関係者は「全国のお好み焼き屋で使われる専用キャベツにしたい」と意気込む。
 オタフクソースによると、特に夏場に流通するキャベツは糖度が低くて苦味を感じやすいため、タマネギなどを加える店もあるという。季節に関係なく食べやすいお好み焼き用のキャベツを開発しようと、2012年から増田採種場と試験栽培を重ね、17年に第1弾として夏収穫の新品種が完成した。
 現在は春、秋、冬の収穫分とともにそれぞれ、お好み焼きにちなんで「はるおこ」「なつおこ」「あきおこ」「ふゆおこ」と名付け、通年のシリーズ商品にした。4品種の水分量や糖度はほとんど同じという。
 全国各地のキャベツ農家に依頼して試験栽培を展開中で、全国のお好み焼き店に「なつおこ」を配布したり、静岡県内や関東の一部スーパーで試験販売をしたりして認知度向上に努める。
 11月上旬に磐田市の農場で行われた市民参加のキャベツ狩り大会では、地元農家の協力で秋収穫の「あきおこ」を使用した。会場では、あきおこを使ったお好み焼きの試食会もあり、参加者からは「キャベツがしゃきしゃきでおいしい」と好評を得た。
 増田採種場の増田寛之社長(68)は「農家サイドからではなく、料理を作る側からの野菜の開発提案は珍しく、面白いと思った。『キャベツを使った料理が一層おいしくなった』と言ってもらえたらうれしい」と今後の生産拡大に期待する。

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