静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

スルガ銀、985億円の赤字 不正融資で貸倒引当金膨らむ

(2018/11/15 07:32)
2018年9月中間決算を発表するスルガ銀行の有国三知男社長(右)=14日午後5時40分、沼津市内
2018年9月中間決算を発表するスルガ銀行の有国三知男社長(右)=14日午後5時40分、沼津市内

 スルガ銀行は14日、2018年9月中間連結決算を発表し、不正融資が表面化したシェアハウスをはじめとした投資用不動産債権の貸倒引当金が大幅に膨らみ、純損益は985億9500万円の赤字に転落した。中間連結決算の最終赤字は2001年以来、17年ぶり。単体の与信費用は前年同期比32・2倍、1164億5400万円の増となった。
 沼津市で記者会見した有国三知男社長は一連の問題について「多大なご迷惑をかけ、まずはおわびしたい」と改めて陳謝した。19年の早い時期に臨時株主総会を開催して経営陣の立て直しを図る方針を示し、自身の報酬の30%返上も明らかにした。12日に起こした損害賠償請求訴訟の対象となった八木健取締役は臨時株主総会終了後に辞任の見通し。
 連結の経常損益も1145億8千万円減少し、834億1800万円の赤字。経常収益は貸出金利息の減少で資金運用収益が目減りし、0・9%減の750億2700万円となった。
 貸出金残高(期末)は2001億円(6・0%)減の3兆858億7400万円、預金残高(同)は6601億円(16・1%)減の3兆4159億3千万円だった。
 通期の連結業績予想を下方修正し、経常損益を755億円の赤字、純損益を975億円の赤字と見込んだ。
 有国社長は、延滞率が30%を超えるシェアハウス債権は担保と今回の引当で保全率が91・25%に達し、他の投資用不動産ローン債権は延滞率が1%を切っているとし、「今後の(業績への)影響は限定的」と強調。主力の個人ローンを中心に19年度以降の業績回復に意欲を見せた。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト