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ものづくり人材、育成支援 静岡県、在職者向け訓練拡充

(2018/11/13 07:42)
静岡県と東芝機械が開いた在職者向け職業訓練=9月、沼津市
静岡県と東芝機械が開いた在職者向け職業訓練=9月、沼津市

 静岡県は、企業の現場ニーズに応じた在職者向けの職業訓練を拡充している。成長産業分野の企業から先端技術を学ぶ訓練や、カリキュラムや日程などを柔軟に設定できるオーダーメード型を中心に、経営資源の限られた中小企業の人材育成や技術革新への挑戦を支援する。
 9月下旬、沼津市の東芝機械沼津本社でプラスチック加工などに用いられる射出形成機を活用した在職者向けの入門講座が開かれた。射出形成技術を活用した事業展開を検討する企業などから5人が参加し、2日間の日程で東芝機械射出形成機技術部の社員から直接技術指導を受けた。
 同講座は県と企業の「ものづくり人材育成協定」に基づく職業訓練で、実習に活用する機械や講師は企業側が用意する。県は東芝機械のほか、レーザー加工や産業用ロボット関連など計3社1機構と協定を締結。先端技術を有する企業から直接指導を仰げる訓練として人気で、2018年度は前年度より2コース多い8コースとした。ロボットや新素材加工など成長産業に関する本年度の全訓練は前年比10コース増の50コースとなった。
 企業や業界団体の要望に応じて訓練内容や日程、会場などを調整できる「オーダーメード型」の職業訓練は18年度、2年前と比べて2倍にあたる26コースを予定。受講生は約3倍の約230人を見込む。
 県内技術専門校は以前から在職者向け訓練を行っているが「規定カリキュラムでは、勤務と日程が調整しにくいなどの声があった」(職業能力開発課)。オーダーメード型は、3次元CADや溶接など各専門校が持つカリキュラムから必要な訓練を企業型が選んで効率的に実施できることから実施件数が伸びている。
 在職者向け訓練拡充は、県の第10次職業能力開発計画(17~21年度)の柱の一つ。今後は県内信用金庫と連携して企業ニーズの掘り起こしを進める。

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