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ナブテスコ、国内最大の生産拠点建設へ 浜松・都田

(2018/10/18 08:13)
第三都田地区工業用地
第三都田地区工業用地

 産業用ロボットの精密減速機を手掛ける機械メーカー「ナブテスコ」(本社・東京)と浜松市は17日、市が整備する同市北区の第三都田地区工場用地の最大区画を同社が取得すると発表した。製造業の自動化進展で需要が拡大する精密減速機の新工場を建設する。同社の国内最大の生産拠点になる見通し。
 取得するのは2区画の計18・17ヘクタールで、価格は計56億6千万円。同社と市は2019年9月までに仮契約を結び、同社は20年3月までに用地取得手続きを完了し次第、新工場建設に着手する。10年ほどかけて順次、工場を建設・稼働させるとみられる。
 同社は、中大型産業用ロボットの関節などに用いる精密減速機の市場で約60%の世界シェアを持つ。さらにロボット市場の拡大を見込む中、現在、生産の大半を担う津工場(津市、従業員約460人)の生産能力が限界に達したため、浜松での工場新設で増強を図る。
 新工場の規模や導入設備は「需要動向に応じて進める」(広報担当者)としている。津工場に比べて用地面積は1・5倍、従業員数も大きく上回る千人規模になるとみられる。
 浜松市の選定理由は東京、大阪の中間に位置する交通の利便性や、輸送用機器の関連企業などが集積し、サプライチェーン(部品の調達・供給網)構築に有利な点を挙げた。
 同日、市役所で記者会見した鈴木康友市長は「ロボット産業が市の新たな主要産業となる可能性を開くもので、地域経済活性化に大きなインパクトを与える」と期待した。同社が市内で協力企業を募る意向であるため、自動車産業が転換期を迎える中、高度な技術を持つ市内中小企業の新たな活路になるとの見通しも示した。市は今後、研究機能の併設も求めるほか、人材確保を支援する予定。

 <メモ>第三都田地区工場用地 東日本大震災以降の内陸部への移転需要を見込み、浜松市が国の特区指定を受けて開発を開始した。強固な地盤や新東名高速道に近い立地などを売りに、事業用地47・6ヘクタールに13区画約35ヘクタールや周辺道路の整備を進め、2016年度から分譲を始めた。既に静岡県内3企業が契約締結。計8区画約30ヘクタール分が公募を締め切っている。

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