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沼津産チーズを開発 酪農、さば節会社がタッグ

(2018/9/13 17:01)
さば節加工会社の敷地内に建てられた工場でチーズ製造に取り組む一杉さゆりさん(右)と後藤博克社長=沼津市の「カネロク」
さば節加工会社の敷地内に建てられた工場でチーズ製造に取り組む一杉さゆりさん(右)と後藤博克社長=沼津市の「カネロク」

 沼津市上香貫の老舗さば節加工会社「カネロク」で、地元酪農家の生乳を使った同市初のチーズの製造・販売が始まった。取り組むのは後藤博克社長(67)と同社のインターンに参加した一杉さゆりさん(42)。水産加工業者と酪農家という異色のコラボで「魚のイメージが強い沼津で、新たな名物を」の発信に奮闘中だ。
 年間約1200トンのさば節を生産するカネロクの敷地内に建てられた加工工場。以前からチーズに興味があったという後藤社長が2014年に整備し、独学でチーズ製造を始めた。サクラエビやシラスを入れた商品を試作したものの、事業は軌道に乗らず「諦めかけていた」(後藤社長)という。
 ことし2月、市が企画した地元企業のインターン・出店体験事業に参加したことで一杉さんに出会い、商品の試験販売が好評だったことから再び事業化を目指した。一杉さんは4月から本格的に商品企画やパッケージデザインなどに着手。宮城県蔵王町でチーズ製造の研修も受け、2週間という短期間の熟成により、生乳のおいしさやなめらかさを実感できるオリジナルのフレッシュチーズを完成させた。
 生乳を提供するのは同市西熊堂の「武井牧場」。直売店の店長を務める武井風子さん(37)は「チーズ製造は設備投資がかかるために手が出せなかった。うちの牛乳を活用してもらってありがたい」と喜ぶ。
 チーズは量り売りで、当面は武井牧場など市内2店舗で販売する予定。一杉さんは「くせが少なく、料理にもスイーツにも使える。まずは地元産牛乳のおいしさを伝えたい」と話す。後藤社長とともに味の研究や改良を続けていて、海産物と合わせたPRなども構想中だ。

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