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夏商戦に明暗 エアコン、清涼飲料は活況 屋外施設、客足伸びず

(2018/9/3 17:00)
猛暑が和らぎ、にぎわうビアガ-デン=8月30日、JR静岡駅ビル「パルシェ」
猛暑が和らぎ、にぎわうビアガ-デン=8月30日、JR静岡駅ビル「パルシェ」

 猛暑が続いた今年の夏商戦は、エアコンや清涼飲料水などの消費が活況だった一方、暑さを肌で感じる屋外のレジャー施設やビアガーデンなどは客足が遠のき、明暗を分けた。9月以降も厳しい残暑が予想され、関係者は気をもむ日々が続きそうだ。
 エアコン製造の三菱電機静岡製作所(静岡市駿河区)は、販売が好調だった前年と比べても1割の増産。盆前は連日のフル稼働状態が続き、「9月までの上期は、過去最高の生産量を記録しそう」(担当者)とうれしい悲鳴を上げる。
 静岡県内でスーパー34店舗を展開する静鉄ストア(同市葵区)によると、スポーツドリンクやアイスの売れ行きが好調だったものの、バーベキュー商材はやや期待外れに。担当者は「暑い日差しを避けようと、夕方から夜間にかけて、来店客が増える傾向が目立った」と話す。
 レジャーや文化施設なども炎天下を避けるように屋内がにぎわった。ふじのくに地球環境史ミュージアム(同市駿河区)の夏休み中の1日当たりの来館者数が前年比で1割増加。貝殻ストラップ作りなどの体験講座が人気を集めたという。
 対照的だったのが屋外の施設。伊豆シャボテン動物公園(伊東市)の7、8月の入園者数は前年の約8割にとどまった。担当者は「プールのある系列施設の『伊豆ぐらんぱる公園』は人出が多かった。少しでも涼しげな場所が選ばれたのでは」とみる。
 JR静岡駅ビル「パルシェ」の屋上ビアガーデンも台風の影響も重なり、8月末までの売り上げは約2割減。「猛暑が和らいだお盆明けからようやく回復してきた。9月以降に期待したい」(運営する静岡ターミナル開発)と巻き返しを期待する。
 静岡経済研究所の川島康明研究担当部長は、公立学校への導入議論が話題になったエアコンなどを今夏の特需の特徴として指摘。「暑さが消費を底上げした面もあるが、9月以降も高い気温が続けば、秋物の衣料品が落ち込むなど反動で消費が抑制される可能性もある」と話す。

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