静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

緑茶輸出、上半期過去最高 抹茶ブームが追い風

(2018/8/23 17:00)
緑茶輸出数量、金額の推移(1~6月)
緑茶輸出数量、金額の推移(1~6月)

 緑茶の輸出が順調に伸びている。財務省貿易統計の23日までのまとめによると、2018年上半期(1~6月)の緑茶の累計輸出金額は前年同期比1・9%増の69億4800万円と上半期としては過去最高を更新。数量ベースでも4・9%増の2389トンと前年を上回っている。海外での抹茶ブームが追い風になっているようだ。
 輸出先の割合は米国、台湾、ドイツなどが上位。貿易関係者によると、根強い健康志向に加え「コーヒー店などが提供する抹茶ラテや抹茶アイスなどの原料となる比較的高価な抹茶需要が増えている」という。
 静岡県やJA静岡経済連も輸出に取り組む茶商と生産者を結ぶマッチングを強化中だ。沼津市の生産者グループがことし4月、県内13カ所目となる抹茶を製造する工場を設立するなど、生産拡大の動きが広がっている。
 一方、輸出は各国が定める残留農薬基準の順守など課題も多い。経済連の担当者は「有機栽培の多くは収量が減少する。必ず売れる保障がない中で、虫害の少ない山間地で栽培するなど工夫が必要」と頭を悩ます。
 高級煎茶の産地としての地位を維持する本県だが、抹茶は京都府、鹿児島県などに比べブランド力や生産規模で劣り、販促強化のハードルになっている。
 日本茶輸出組合(静岡市葵区)の谷本宏太郎副理事長は「輸出はまだまだ伸びる余地はある。抹茶も煎茶も、静岡産でなければならない理由を訴えることが必要」と提起している。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト