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静岡空港、出雲線好調 就航5カ月、搭乗率8割

(2018/8/20 07:34)
出雲便などの利用客でにぎわう静岡空港=8月中旬、牧之原市
出雲便などの利用客でにぎわう静岡空港=8月中旬、牧之原市
静岡空港発着のFDAの国内線4~7月の累計搭乗者数
静岡空港発着のFDAの国内線4~7月の累計搭乗者数

 静岡空港と出雲空港(島根県)を結ぶフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の定期便就航から約5カ月。出雲大社、松江城といった観光を目的とした利用で、搭乗率は当初の年間目標65%を大きく上回る82・5%(7月末現在)で推移する人気路線となっている。
 定期便は3月25日に運航を開始し、1日1往復、約80分で両空港を結ぶ。陸路に比べて圧倒的に移動時間が短い利便性が一番の魅力。3月は就航キャンペーンが奏功し92・9%の搭乗率でスタート。7月まで毎月4千人前後の搭乗者数を維持している。県空港利用促進課のまとめによると、4~7月の平均搭乗率は82・5%で、他の静岡発着路線と比べ10ポイント以上高い。
 盆休み最後の16日、静岡空港はキャリーバッグを抱えた利用客でにぎわった。友達と初めて出雲に旅行に向かう女子大生(21)=牧之原市=は「就職も恋愛も良い縁に出会えるように縁結びの出雲大社にお願いにいく」と語った。家族5人で島根県に帰省した主婦(49)=三島市=は「これまで新幹線と特急を乗り継いで6時間掛かった。これから気軽に子供の顔を見せることができる」と喜んだ。
 旅行代理店の静鉄観光サービス(静岡市葵区)はFDAの出雲就航に合わせ、2泊3日のツアー商品を企画。大ヒット商品となり、約20回を実施した。同社によると、ツアー参加者の7割が女性で、40~60代の女性グループや家族連れが多い。杉沢恒取締役は「ここまで爆発的に売れるのは珍しい。それだけ潜在需要が高かったということ」と分析する。
 搭乗率好調の一方で心配されるのが、観光需要が落ち込む冬場の利用だ。FDAによると、10月末までの予約状況は現時点で団体旅行客を中心に75%ほどで推移しているが「冬は一定の落ち込みは予想される」(広報担当)と話す。
 リピーター客の確保や、出雲から静岡への誘客も今後の課題。県空港利用促進課の担当者は「冬場は出雲の人たちに、気候の良い静岡への誘客を促していきたい」と県内の観光地やイベントのPRに力を入れていく。

出雲線搭乗人数の推移
出雲線搭乗人数の推移

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