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化粧品生産が活発化 静岡県内、全国1位続く

(2018/7/6 07:13)
静岡県内に生産拠点を置く化粧品メーカーが手掛ける製品の一部=県庁
静岡県内に生産拠点を置く化粧品メーカーが手掛ける製品の一部=県庁
静岡県の化粧品生産金額の推移
静岡県の化粧品生産金額の推移

 訪日客消費やニーズに対応した新製品投入など国内外の販売増加を背景に、静岡県内に拠点を置く化粧品メーカーの生産が活発化している。国の生産動態統計によると、2017年の県内の化粧品生産金額(暫定値)は4289億円で、都道府県別で4年連続トップとなる見込みだ。ここ10年で3倍程度伸び、2位の埼玉県(同2417億円)以下を大きく離している。
 エルソルプロダクツ(掛川市)は、「カバーマーク」「ケサランパサラン」など約25ブランドを手掛ける化粧品メーカー「ピアスグループ」の全製品を生産する。掛川工場はここ数年、前年比2桁台の伸び率で推移。中でも年900万本出荷する「ハトムギ化粧水」は製造ラインを3ライン追加し、1月からフル稼働している。
 資生堂掛川工場(掛川市)は口紅やアイシャドーなどのメーキャップ製品の主力工場。17年度は年間約1・2億個を生産し、国内外の需要の伸びを受けさらに体制を強化する。ポーラ・オルビスホールディングスのメークやスキンケア製品を手掛けるポーラ化成工業袋井工場(袋井市)も17年の生産実績は、シワ改善の薬用化粧品など3504品目、前年比約10%増の6165万個と好調だ。
 シャンソン化粧品(静岡市駿河区)は国内約千店の特約店サロンを軸に自社ブランドを展開。ここ10年の生産量は対前年比で2桁台の伸び率で成長し2年前に大型の設備増強を行った。ロレアルグループ国内唯一の工場の「コスメロール」(御殿場市)は、「ランコム」「シュウ ウエムラ」など百貨店向けラグジュアリー製品のアジア唯一の工場でもあり、中国市場の成長などを背景に生産額を伸ばす。
 県内は、化粧品生産に重要な水資源が豊富なことや国内中央部に位置する交通アクセスの利便性が評価され、大手メーカーの大規模工場、OEMを手掛ける企業など関連企業が集積する。既存製品だけでなく、コーヨー化成(静岡市清水区)が、県工業技術研究所や地元大などと組み、県産バラの廃棄花弁を使って共同開発した化粧品のブランド「バライオ」立ち上げなど、新しい動きもある。

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