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サクラエビ記録的不漁 漁獲量、昨春の4割程度 静岡

(2018/6/4 07:41)
漁最盛期を迎えても水揚げ量が上がらず、競りに参加する関係者は気をもんでいる=5月下旬、静岡市清水区の由比漁港
漁最盛期を迎えても水揚げ量が上がらず、競りに参加する関係者は気をもんでいる=5月下旬、静岡市清水区の由比漁港
サクラエビ漁 水揚げ量の推移
サクラエビ漁 水揚げ量の推移

 駿河湾産サクラエビの今季春漁が記録的な不漁に陥り、漁業者や加工業者などから悲鳴が上がっている。資源保護の観点から、漁最盛期の5月に静岡県の指導機関が漁の制限を求めるなど、異例の事態。地元関係者は対応に頭を悩ませている。
 「この時期に異常な少なさだ」。由比漁港から漁に出るベテラン漁師は深くため息をついた。今季は4月4日の解禁直後から不漁が継続し、5月も漁獲が上向かないまま終盤に入った。
 漁業権を持つ由比漁港(静岡市清水区)、大井川漁港(焼津市)の両漁協合わせた春漁の水揚げ量は、ここ10年間ほど600~900トン台で推移していたが、今季は5月末までで約300トンで昨春終了時の4割程度。漁期は6月10日までで、前年比で大幅な減少は決定的。今季の出漁回数は18回(5月30日現在)と平年並みだが、出漁しても漁獲が少ない状況が続く。海水温の低下や漁場が形成されていないことなどを理由に4月と5月に各1回、休漁措置をとった。
 同様の理由で休漁することは珍しくないが、5月の休漁は県水産技術研究所(焼津市)からの「春漁をある程度抑えたほうがいい」との助言を踏まえた判断。同研究所の担当者は「ここ数年、産卵する親エビの減少が目立つ。親エビに卵を産ませるために春漁の制限が必要」と強調する。

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