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駅に識別番号 訪日客もてなし、静岡県内鉄道で加速

(2018/5/14 07:44)
ナンバリングの導入で数字などが新たに表示された駅名標=4月下旬、JR島田駅
ナンバリングの導入で数字などが新たに表示された駅名標=4月下旬、JR島田駅

 静岡県内の運輸事業者が訪日外国人客(インバウンド)の受け入れ対応を強化している。2019年ラグビーワールドカップや20年東京五輪を控えて今後もインバウンド需要増加が見込まれる中、各社は鉄道やバスを快適に利用できる環境を整え、外国人客の満足度向上につなげたい考えだ。
 静岡「CA17」、御殿場「CB10」、富士宮「CC06」。JR東海は県内の大半を含む在来線176駅に、アルファベットの路線記号と番号を割り振る「駅ナンバリング」を導入した。1億5千万円を投じて秋までにホームの駅名標を改修したり、車内の路線図を張り替えたりする。
 静岡空港の最寄り駅で、外国人客がほぼ連日訪れるJR島田駅。従来は行き先を巡って駅員が意思疎通に苦慮する場面もあったが、青島康人駅長は「ナンバリングにより、案内がスムーズにできる」と効果を期待する。
 同社は駅での公衆無線LANサービス「Wi-Fi」も3月に拡大。県内は東海道新幹線全駅と在来線の主要駅が対象になった。
 私鉄では、静岡鉄道が英語の車内アナウンスを流し、順次投入している新型車両の電子看板は4カ国語で案内を出す。路線バス検索サイトは日本語、英語で利用でき、18年度中に中国語も加える。
 いち早く対応を図ってきたのは遠州鉄道。14~16年に設置された部署「インバウンド推進プロジェクト」を中心にグループ全体で施策展開し、駅表示の多言語化や外国人向け鉄道・バス周遊切符の販売、Wi-Fi整備に取り組んだ。現在はインターネットを通じ、台湾などへの地元情報の発信にも注力する。
 伊豆急行は社内研修に英会話を入れ、駅員らが“もてなし力”も磨く。企画部の担当者は「東京五輪や世界ジオパーク登録といった追い風がある中、できるところから対応を進めている」と話す。

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