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畑シェアリング 浜松市、二毛作の奨励制度創設へ

(2018/5/7 17:02)
浜松市の畑シェアリングによる二毛作奨励制度のイメージ
浜松市の畑シェアリングによる二毛作奨励制度のイメージ

 浜松市は2018年度、限られた農地を有効活用して農家の生産性を高めようと、畑をシェアして二毛作に取り組む農家への奨励金制度を創設する。畑が足りないために、顧客からの需要に応え切れていない農家を支援する。市は秋ごろから実証実験を始め、その成果を市内農家に発信して畑のシェアリングの普及を目指す。
 市農地利用課によると、ここ数年、数十ヘクタールの農地を借りてレストランや加工メーカーなどに向けた業務用野菜を生産する大規模農家が増えている。ただ大規模農家の多くはレタスやキャベツ、ブロッコリーといった目当ての野菜が収穫できる時期は作付けするが、残り半年程度は畑の大部分が未利用という。一方で農地の宅地化も進んでいるため、農家が新たに畑を借りたくても足りない状況という。
 市はこうした“農地のミスマッチ”を解消するため、年間のうち必要な期間だけ畑の利用権を設定できる期間借地制度を活用して、未利用期間がある畑での二毛作を奨励する。
 一つの農地をシェアする2組の農家に10アール(1アール=100平方メートル)当たり5万円の奨励金を交付する。農地の貸借は県農業振興公社を介して行う。
 現在は、制度を活用する農家の条件や、畑の面積、引き渡し時期など詳細な制度設計を詰めている段階で、秋ごろから実証実験を始めたいとしている。
 同課担当者は「仲買人や加工メーカーなどから注文があるのに、畑の面積が足りないためにチャンスを逃している農家は多い。実証実験で運用上の課題などを検証しながら、1反の畑で2反分の生産ができる環境を広げたい」と話している。

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