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農薬散布にドローン、JA三島函南が研究 露地野菜で静岡県内初

(2018/5/5 07:50)
ドローンを活用した農薬散布のデモンストレーション=4月下旬、三島市川原ケ谷
ドローンを活用した農薬散布のデモンストレーション=4月下旬、三島市川原ケ谷

 三島市のJA三島函南は、ドローン(小型無人航空機)を使った露地野菜への農薬散布の実用化に向けた取り組みを進めている。農家の所得向上を目的とした労働力支援の一環。全国的に水稲では実用化されているものの、露地野菜は県内初の試みという。
 同市川原ケ谷の畑で4月下旬、生産者や行政、関係機関を対象とした実演会を実施し、約20人が参加した。ドローンや産業用無人ヘリコプターの教習・整備などを手掛ける業者から説明を受け、薬剤の散布状況や作物への影響などを確認した。具体的な散布方法などの質問が相次ぎ、農家の関心の高さがうかがえた。
 三島市や函南町が位置する箱根西麓地域は急傾斜地で野菜が栽培されているため、農薬散布は時間がかかり、負担が大きかった。ドローンの導入で作業時間は通常の約3分の1以下に短縮できる見込みという。農家の作業負担を軽減することで、農地拡大を図り、所得向上への可能性につなげる。実演会で農地を提供した男性(46)は「実用化されれば効率が高まる」と期待する。
 一方、ランニングコストや操縦者の育成などの面で課題を残す。同JA指導開発課の遠藤弘崇次長は「農家の声を聞きながら課題の解決や実演で分かった問題点を改善し、実用化につなげたい」と意気込む。2018年度中に導入への道筋を立てたいとしている。

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