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新茶シーズン到来 静岡茶市場で初取引

(2018/4/18 16:27)
商談成立を知らせる威勢の良い手合わせが響いた新茶の初取引=18日午前、静岡市葵区の静岡茶市場
商談成立を知らせる威勢の良い手合わせが響いた新茶の初取引=18日午前、静岡市葵区の静岡茶市場

 新茶シーズンの到来を全国に告げる静岡茶市場(静岡市葵区)の「新茶初取引」が18日朝、行われた。県内産は昨年の7倍近い約1万4千キロの一番荒茶が上場し、今期の本格的な取引が幕を開けた。
 午前7時、開始ベルが鳴り響くと、売り手と買い手が値段交渉をスタート。商談が成立するとパ、パ、パンと3回手をたたく「手合わせ」の音が威勢よく鳴った。
 静岡県内産は3月以降の気温の上昇で芽伸びが一気に進んだ。前年よりも一週間程度、生育が早く、同日は藤枝、掛川、袋井、島田の各市など6カ所の取引所も「初取引」を一斉に行った。
 静岡茶市場の静岡県内産1キロ当たりの平均単価(午後0時半現在)は3715円。県外産は盛期を迎えた鹿児島県産を中心に1万5千キロが届いた。
 取引開始に先立って行われたセレモニーには生産、流通や行政関係者など約800人が出席した。
 同市場の内田行俊社長は「生産者には良質なお茶の生産を、買い手は品質に応じた値段でしっかり買って取引を盛り上げて」とあいさつ。来賓の川勝平太知事は「お茶を通して静岡、日本の文化が大きく羽ばたいてほしい」と活発な取引に期待を込めた。

 ■史上最高値109万円 JA富士宮茶業委「さえみどり」 
 静岡茶市場で18日に行われた新茶初取引での最高値は、JA富士宮茶業委員会が手摘み、手もみで仕上げたわせ品種「さえみどり」1キロが、単価としては過去最高の109万円で成立した。
 同市の富士宮富士山製茶(富士宮市)が仕入れた。昨年、「茶寿」(108歳)にちなんで最高値で成立した108万円に、さらに1万円を上乗せした格好。
 「昨年より香りも照りも良好」と同委員会の佐野俊英委員長(65)。富士宮富士山製茶の土井貴代表社員(40)は「地元の生産者が懸命に作ったお茶。東部からも静岡茶を発信していきたい」と話した。
 八十八夜(5月2日)に、富士山本宮浅間大社(同市)に奉納し、地域茶業発展を願って参拝客らに振る舞う。ネット販売も予定している。
 機械もみの最高値は、39年連続で静岡市清水区両河内産の手摘みやぶきたの8万8800円。製茶問屋の和田長治商店(静岡市葵区)が前年に続き仕入れた。

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