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ミャンマー実習生研修開始 伊豆漁協、漁業受け入れ全国初

(2018/4/13 07:08)
真剣な表情で語学研修に臨むミャンマーの実習生=12日午前、下田市の伊豆漁協研修センター
真剣な表情で語学研修に臨むミャンマーの実習生=12日午前、下田市の伊豆漁協研修センター

 日本の漁業の先進的な技術や知識を身に付けようとミャンマーの実習生10人が今月、下田市の伊豆漁協で技能研修をスタートした。漁業での同国実習生受け入れは全国初。12日、取材に応じた実習生らは、「優れた漁業技術を習得し、自国の水産業発展につなげたい」と通訳を介して意気込みを語った。
 研修は9日に開始。約2カ月の研修後、はえ縄漁の実習に入る。同漁協は最長3年間の受け入れを想定する。
 実習生らは日本で暮らすための語学研修を受講している。小学校低学年程度の日本語の書き取りや日本の文化を学び、船の構造や漁業の専門用語の習得も目指す。寮生活での食事は船上での環境を考慮し、刺し身など日本食が中心という。
 妻と娘2人を自国に残して来日した男性(33)は「言語や文化が障壁にならないか少し不安。家族とも離れて少し寂しいけど、日本の高い技術を習得したい」と意欲的だ。
 研修を終えれば、実習生は大型船に乗り込み、数日間にわたって沖合で操業するはえ縄漁に従事する。船上ではキンメダイ底立てはえ縄漁の縄の縛り方や鮮魚の保存方法などを実践を通して学ぶ。
 同漁協関係者は、漁業は重労働で心身とも負担が大きいため、事故やけがを最も心配するが、同国水産業界の将来を担う実習生らは日本語で「頑張ります」と声をそろえた。佐藤泰一組合長は「外国人実習生の受け入れ制度が拡大し、日本の水産業界の活性化にもつながってほしい」と期待を込めた。
 同漁協は当初、2017年夏から秋の研修開始予定だったが、ミャンマー国内の政情不安や日本の実習生制度変更などで、半年遅れのスタートとなった。

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