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貯蔵ミカン出荷量増 JAとぴあ浜松、品薄期の需要に狙い

(2018/3/8 08:13)
冷蔵庫から運び出された貯蔵ミカン=7日午前8時40分ごろ、浜松市北区のJAとぴあ浜松都田集荷場
冷蔵庫から運び出された貯蔵ミカン=7日午前8時40分ごろ、浜松市北区のJAとぴあ浜松都田集荷場

 ミカンが品薄になる期間の需要に対応しようと、JAとぴあ浜松が冬に収穫されたミカンを同JA所有の冷蔵庫で貯蔵して3月に出荷する取り組みが3年目を迎えた。高値が期待できるため出荷量は年々増え、ことしは生産農家6軒が青島と寿太郎計21トン(前年比5トン増)を出荷予定。
 出荷を直前に控えた7日、生産者は浜松市北区の同JA都田集荷場の冷蔵庫からミカンを運び出し外観を確認した。8日に選果を行った後、京浜市場などに送る。出荷は今月中旬ごろまで続く。
 需要最盛期を過ぎた3月にも市場から出荷の要望があり、これに応えようと2年前、約2トンを試験的に出荷したのが始まり。生産者は2月上旬までに同JAの冷蔵庫にミカンを入庫し、1~2カ月間にわたって保管。冷蔵中の品質劣化に耐えられるよう、入庫前には外観の確認のほか、糖度と酸味の検査を行って貯蔵するミカンを厳選している。
 通常単価の数倍の値が付く場合もあり生産者の所得向上が見込めるほか、温度と湿度の管理が行き届いた貯蔵ミカンに対する市場の評価も高く、出荷量を順調に増やしている。
 個別の農家ではなく農協施設でのミカンの冷蔵貯蔵は全国でも珍しく、農家の設備投資費や管理の手間を減らす利点があるという。
 今シーズンの県内産ミカンは、裏年に台風などの影響が重なり大幅減産になった。年末年始の最需要期は価格が高騰した一方、以後は高値が敬遠され売れ足が鈍った。県内産の過半を扱うJA静岡経済連によると、1月の販売実績は数量が15年産比34%減、平均単価25%高で、2月は数量20%増、平均単価は15年産とほぼ同水準だった。

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