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港町・沼津「魚食観光」PRに本腰 25日にシンポ

(2018/2/21 17:00)
魚食のシンポジウムで取り組みを紹介する内浦漁協の繁盛店「いけすや」=12日、沼津市
魚食のシンポジウムで取り組みを紹介する内浦漁協の繁盛店「いけすや」=12日、沼津市

 全国的に魚介類の消費量が減る中、沼津商工会議所が年間150万人以上の観光客でにぎわう沼津港など市内漁港の取り組みや、注目されつつある「魚食観光」のPRに本腰を入れ始めた。25日には、沼津での魚食観光の方策を考えるシンポジウムを開催する。
 シンポは魚食促進イベントを推進する東京水産振興会(東京都中央区)との共催。同商議所水産部会の後藤義男部会長(ぬまづみなと商店街協同組合理事長)は「地盤沈下する水産業のてこ入れになれば」と語る。
 背景には、魚を食べる習慣が薄れていることへの危機感がある。厚生労働省の国民・栄養調査をみると、1人1日当たりの魚介類摂取量は最新の2016年が71・8グラムで、1996年から25・2グラム減った。2006年以後は肉類の摂取量を下回っている。沼津市によると、沼津港では沼津魚市場扱いの16年度水揚げ量は約1万6900トンで、11年度の半分程度に落ち込んだ。
 シンポでは、沼津港など市内6カ所の漁港の現況を理解し、旅先で地場の魚を食べる「魚食観光」の沼津での可能性を探る。15年5月に開店した内浦漁協の直営店「いけすや」や戸田地区で深海魚料理を看板にする飲食店「丸吉」など、各地の取り組みを紹介し、パネル討論も交えて多角的に魚食による地域活性化策を考える。
 東京水産振興会の企画コーディネーターを務める茨城大地域総合研究所の二平章客員研究員は「漁港と市場、商店街が集積し、多くの観光客を迎える沼津は魚食観光の国内最先端」と太鼓判を押す。

 <メモ>シンポジウムは25日午後1時から6時半まで、沼津市日の出町のホテル沼津キャッスルで開かれる。2部構成で、第1部では海洋観光推進機構の藤村望洋専務理事が講演し、エーゲ海周辺など魚食を生かした観光地域づくりの実例を紹介する。沼津市内の水産加工会社や飲食店の関係者によるリレートークもある。第2部は立食形式の会食で、地元すし店の深海魚ずしや市内4漁協による自慢の魚料理を味わう。参加費は1部は無料、2部は2000円で、事前申し込みが必要。問い合わせは沼津商工会議所<電055(921)1000>へ。

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