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田舎暮らし高まる人気 農家民宿、静岡県内開業相次ぐ

(2018/2/12 07:35)
地域住民を招いて一閑張り体験会を開く佐藤裕昭さん(右から2人目)と妻の美和さん(右から3人目)=1月下旬、川根本町
地域住民を招いて一閑張り体験会を開く佐藤裕昭さん(右から2人目)と妻の美和さん(右から3人目)=1月下旬、川根本町

 農山漁村の暮らしが体験できる農家民宿の開業が、県内で相次いでいる。国は農山漁村の魅力アップや都市部との交流人口拡大に向け、道路運送法、食品衛生法など民宿の経営に関連する規制の一部を緩和。2016年の旅館業法の規制緩和ではさらに、農林漁業者以外も開業できるようになったことで移住者が空き家を購入して参入する動きも出始めた。地域の新たなにぎわいづくりが期待される。
 県観光政策課によると、県内の農家民宿は1月末時点で28軒。浜松市天竜区の「くんま遊楽亭たべや」が11年に開業したのを皮切りに、現在では伊豆から浜松まで山間部を中心に広がりを見せる。これまで最も開業が増えたのは13年度の7軒だったが、本年度は既に9軒がオープンした。うち3軒は元自営業の移住者や、故郷に戻った元会社員らが経営に乗り出した。川根本町と河津町の計2軒も年内の開業に向けて準備を進めている。
 農家民宿は、旅館業法上の客室面積など一定の規制緩和がなされる一方、農山漁村の体験活動を提供することが条件になる。富士市の「ちゃの生(き)」で企画するブルーベリージャム作りや、藤枝市の「結ひ~Valley」での竹細工作りなど、各自工夫を凝らしたメニューを用意している。
 最近では、海外の修学旅行の宿泊先としても人気が高まる。農家民宿が一軒で受け入れられる定員には限界があるが、川根本町では数軒の農家民宿が学生を分散して受け入れるなど、連携して旅行者を呼び込んでいる。
 県観光政策課の担当者は「地域資源を生かして人を呼び込み、地域の活性化につなげたい」と推進に意欲を見せる。

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